投資で暴落タイミングの見極め方で「靴磨きの少年」の話を聞いた方が多いのではないでしょうか?
本記事では、
- 靴磨きの少年の話から大暴落がわかった有名人の話
- 靴磨きの少年の話を現代では、どのような場面なのか
を解説していきます。
大昔の投資家が、どのような考えで大暴落を回避できたのか、また現代ではその考えは通用するのかを説明していきます。
靴磨きの少年が投資の話をしたら暴落がくる
靴磨きの少年が投資の話をすると、株式市場の天井が近い・暴落が来るサインとして有名な話です。
これは、1920年代の頃、ジェセフ・P・ケネディ氏(米国元大統領呪怨・F・ケネディの父)で、民主党の有力政治家の話です。
ケネディ氏は、有名な投資家でもあり、ウォール街で働き、株式や不動産投資で成功を収め、莫大な財産を築いた方です。
ある日、ケネディ氏は道端にいる少年に靴を磨いてもらった際に、その少年から「〇〇に投資したら、儲かるよ!」と進められたそうです。
プロの投資家でもあるケネディ氏は、投資に回す資金もあまりない、普段投資と関わりのない少年からまさかの投資の話をされたので、非常に驚いたそうです。
そこから、ケネディ氏は保有していた株式を全て売却し、1929年に起こった大恐慌の暴落を逃れることができたそうです。
靴磨きの少年の話からなぜ株式を売却したのか
では、なぜ靴磨きの少年から投資の話を聞いたケネディ氏は株式を全て売却し、暴落を逃れられたのか。
株式相場では、「悲観で買い、楽観で売る」という言葉があります。
楽観(群集が儲けられると買い向かうムード)では、株式相場が上昇する理由もなく、ただ「儲けられるはず」「みんな儲かっているから買う」という群集の心理だけで株価が支えられています。
つまりは、企業業績が良いや景気が良くなるなど好材料があるわけではなく、「みんなが勝っているから買う」という心理で株価は上昇を続けていることになります。
なので、群集が「あれ?これってバブルじゃない?」「もう儲からないのでは?」と株価に対して疑問を持ち、気づいた人が売却すると、次々に売却する人が増え、一気に大暴落が始まるということです。
ここでは、普段株式相場に関わらない(投資の話が最後に伝わるであろう)靴磨きの少年が楽観ムードでいる時点で、株価が適正価格を大きく離れ、上昇していると判断したわけですね。
株式相場の情報が最後に伝わるであろう少年が投資の楽観論を語るということは、世間全員が「儲けられる!」という安易な楽観であるという証拠です。また、もう買い向かう人もいないということがわかりますね!
「現代版」靴磨きの少年の話
現代でも、投資に関わりない人が投資の話をすれば、暴落のサインと判断することができます。
例えば、職場や家族などの身の回りの投資をしたことない人が「投資って儲かるらしいよ」などと話をしたら、暴落が近いサインと考えましょう。
また、ニュースや看板、SNSなどでも異様に「投資」についての話題が増えれば、警戒する方がいいでしょう。
- 普段投資をしない人が投資の話をした時
- ニュースや看板、SNSで投資の話で盛り上がっている時
こんな時は、現代版靴磨きの少年が投資の話をしたらと捉えることができるでしょう。
まとめ
本記事では、靴磨きの少年が投資の話は暴落のサインである理由と実際にあったケネディ氏が暴落を回避した話を解説してきました。
普段、投資とは関わりがない人が投資の話をすると、それは暴落が近いサインである可能性が高いです。
現代でも、身の回りの人やニュース、看板、SNSなど注意深くウォッチして、楽観ムード出あっても冷静に投資ができるようにしましょうね。